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歩狐

ツクールとか自動マリオとか音ゲーとか

安価でDDRアケコンを作る

追記:改良記事はこちら
追記2:本格的な方のアケコンはこちら

前回作ったハンコンでステマニを楽しんでいたわけですが、やはり「足でやりてえ!」ってことでアケコン作りました。
色々は調べはしたものの、やってみないと分からない事も多々あるだろうということでまずは試作。
今回の目標
・安価
・足13ぐらいまである程度踏める
・メンテが容易
・お金をあまりかけない
・パネルの内側を踏んで反応する
・価格がやすい(価格がやすい)
って事で費用を抑えれる部分は出来るだけ抑えていきます。


用意するものと費用(1P分)
赤字は実際に作った後に修正を入れた部分です。
・土台
 針葉樹合板
 1820×910×12 \1,080
 897角と827角で2枚
・枠
 檜角材
 2000×30×15 2個 \1,096
 897を2本と837を2本
 下記の銀パネ厚み変更に合わせて2000×30×20に変更。
・銀パネ
 ベニヤ
 900×600×4 \980
 278角を5枚
 4mmでは薄過ぎ。8mmで丁度良い。
・アクリル板
 ダイソーのPPシートで代用
 335×500×1 4個 \432
 剛性が足りなくて曲がる。2枚重ねにするので4枚追加。
・パネル固定用金具
 ユニクロ隅金一文字 16個 \608
・カーボンシート、スポンジシート
 DDR専用コントローラーを分解して取る
 ハードオフジャンク品で \324
・基盤
 SODIAL 2 x ゼロ遅延アーケードUSBエンコーダーPCジョイスティック5PINジョイスティック&2.8Mのボタン
 前回ハンドコントローラーで使った物と同じ 一つだけの使用なので \893
・その他配線関係
 8ピン電源延長ケーブル \435
 銅線10m(2芯並列線なら5m) \33‐4
 ゼムクリップ 8個 \108

他必要な物
・電動ドリルドライバー
・木ネジ(パネル固定用の皿ネジ25mmと金具固定用のトラスネジ)
・木工用ボンド
・はんだごて&はんだ
・アクリルカッター
・定規(L型だと便利)
・絶縁用ビニールテープ
・両面テープ
・グルーガン
・テスター(導通確認用)
・紙やすり

材料費合計\6290+木材カット代\240=\6530

DXコントローラーの2/3のお値段!安い!
電源延長ケーブルと銅線はAmazonで、残りはコーナンProとダイソーで揃いました。
木材カットはコーナンで一回20円でやって貰えます。

制作イメージ
Dが土台、Cが配線用のかさ上げ、Bが銀パネ部、AがB部とC部を覆う為の枠。赤色の線が配線。

パネル部分
Cの板の上に、カーボンシート、穴空きスポンジ、カーボンシート、アクリル板と重ねて、アクリル板を踏んだ時に2枚のカーボンシートが接触して通電する仕組み。
枠を外せるようにしておき、パネル部を横からスライドで出し入れ出来るようにすることでメンテンナンスを楽にします。

全体の寸法
銀パネ部が3㎜になってますが、3㎜厚ベニヤが無かったので今回は4㎜厚を使用。
後に書いてますが、これだと薄すぎてパネルが飛び出たので、実際は8㎜厚ぐらいが丁度合うと思われます。


早速作っていきます。材料は既にカット済みなので楽ちん。
仮組してパネル固定用の金具を置いてみる。
銀パネ用のベニヤが薄過ぎた…。
これだとパネルを横からスライドで入れるのは無理そうなので、外側の金具を銀パネ部分から枠の方に取り付けるように急遽変更。
銀パネ部と土台部分を木ネジで固定。
それに合わせて枠も組み上げますが、木ネジを通すと割れそうな薄さだったのでこちらもパネル固定用の金具での取り付けに変更。


次に配線関係。
DDRマットを分解して、スポンジとカーボンシート部分を取り出して278mmより少し小さめにカット。
スポンジは穴の空いている部分を使います。
今回はSPだけの使用で、パネルの内側さえ反応すればいいのでこのまま使用。
DPで使用する場合はパネル全体が反応するように追加で穴空けが必要です。
カーボンシートを土台とパネルにそれぞれ両面テープで貼ります。
カーボンシートにゼムクリップを挟み、そこに配線をはんだ付けするので外側の両面テープを貼る位置はクリップの長さ分内側にします。
スポンジより外側でカーボン同士が接触して押しっぱなしになったので、下側のカーボンシート周りに絶縁テープを貼っています。

はんだ付け後の状態。
かさ上げで出来ている隙間に配線を通してグルーガンで固定。
枠の前側に鋸で溝を開けて配線を出します。


基盤への配線。
間に8ピンのコネクタを挟んで取り外せるようにします。
PC用の電源延長ケーブルが丁度良かったのでこれを半分に切って使います。
はんだ付けしてダイソーのケーブルボックスに放り込む。
はんだ付けはとても面倒くさいらしい(丸投げ)ので次からは圧着端子を使います。

枠を被せて、パネル固定の金具を取り付けて完成!メンテナンスも楽ちんです。

すっげえ浮き出てる。はっきりわかんだね。

もう修正する気力も無いのでこのまま踏んでみます。
材料買い出しからここまで約8時間だからね。しょうがないね。

早速設置してプレイついでに音ゲ環境晒してみる。
本家足12譜面もいくつか踏んでみましたが、大体95万は出せる。
ACで足12だと曲にもよりますが、ノンバーで大体95~98万程度なので、本家と大差ないスコアが出せてますね。
低難易度でPFCもしっかり狙えます。
パネル固定の金具が引っ掛かるかと危惧していましたが、全然問題無し。本家金筺体の方がよっぽど引っ掛かるレベル。

ベタ踏みだとマナークッションあっても振動が中々にひどいので急遽対策。
下から
・マナークッション
・ダイソーの防音マット
・12㎜ベニヤ板
・マナークッション
・ダイソーの滑り止め2枚
・アケコン
で、振動は多少軽減されました。
一軒家でのプレイですが、昔DDRマット直置きで足18をドコドコやっていたら隣家から苦情が来たことがあります(^ω^)
発狂やるなら振動対策も考えないと。

銀パネ部分はまた今度かさ上げするとして、見つかった問題点等。
・パネルが薄すぎて横方向に力がかかった際、パネルが曲がって外れることがある。
・上記に加え、枠にも負荷がかかり若干曲がる、割れそう。
・パネルが滑る
 アクリル板は高いので、代用として選んだダイソーのPPシートですがそのまま使うには問題が多いですね。
 滑り止めスプレーを吹き付ける、パネルにベニヤ板を貼り付けて剛性を上げる等である程度の対策は出来そう。
 外枠はメンテナンス性を重視して外れるようにしたのが仇となりましたね。
 発狂をやるなら外枠は完全固定にしないと駄目そうです。

アケコンとしての性能は本家には遠く及びませんが、足12,13程度なら充分に使えます。パネル内側が反応するのはでかい。
何より非常に安価(6500円)で、はんだ付け作業を圧着にすれば作業量も少なく、手軽に作れる点は良かったかなーという感じです。

この記事を書いている間に、パネルの踏み込みの深さと感度をある程度調整出来る方法を思いついたので、次回はそれで本格的なアケコンを作る予定です(完成するとは言っていない)。
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