仕様も決まったので本格的♂なアケコンを作りました。
コスト抑えれる箇所は抑えつつも、アルミ角パイプを使ったりして見た目をかなり本家風に。
ただ、
試作のときと比べて必要な材料やら工具やら工程がアホほど増えてます。記事もめっちゃ長い。
今回は2P分まとめて作ります。DPやってもズレれてこないよ!
用意するものと費用(2P分)
土台関係
・針葉樹合板 1800*900*12mm \1080*2枚=\2160
1780*890に加工。土台に使用。
角パイプ取付で飛び出るボルト頭の埋め&剛性確保で二枚使用。
ボアビットで止め穴加工するなら厚め(20mm以上)の板1枚でもいけると思います。
・MDF板① 900*900*9mm \1380*3枚=\4140
278㎜に加工して26枚(1枚余り)。矢印パネルに8枚&パネルセンサーの土台に8枚&銀パネルに10枚使用。
278㎜だと隙間に余裕があり過ぎたので279㎜角でいいと思います。
・MDF板② 100*100*6mm(6枚入り) \110
パネル押さえ金具固定部分の底上げに使用。
6㎜厚のMDF板は多分特殊でダイソーとセリアでしか見たことない。
・アルミ角パイプ 25*25*4000mm(1mm厚) \1881*2+送料\2000=\5762
枠に使用。
オンラインショップの
e-金物で購入。有料でカットもやってくれるらしいです。
・適当な木材 30*30*15mm 80個 \770
銀パネの底上げに使うだけなので30㎜角以上で高さ15㎜あれば何でもいい。
ダイソーの工作木材(30*30*15mmで12個入)をいっぱい買って使用。
1辺55㎜の2等辺三角形に加工して32個。パネル押さえの金具に使用。
やや剛性が足りない気がしたので0.8㎜厚でもいいかも。
・PP(ポリプロピレン)シート 335*500*1㎜ \110*8枚=\880
パネル装飾用。
半透明だけどダイソーで売ってるやつがすごく安い。
見た目拘りたいなら透明アクリル板だけど300㎜角1㎜厚で1枚700円~します。
銀パネル装飾用。
元々は車の装飾等で使うものなので水に強い。
コストを抑えたいならダイソーやセリアに売ってるリメイクシートでもいいと思います。
接点と配線関係
・
銅板① 365*200*0.4mm \981*2枚=\1962
パネル側接点 電気通る金属ならなんでもいい。
・
銅板② 365*100*0.5mm \583*2枚=\1166
土台側接点 電気通る金属なら(ry
銅板同士の接続や配線等。両面に導電性有。
専用のスリーブを使うのが望ましいけど、そうそう取れるものでもないので安いこちらを使用。
こっちだとオスとメス纏めて覆えるので更にコスト削減。
コントローラーの基盤。PS2への接続に対応してるやつもある模様。
その他
パネルのクッション。10㎜幅でもいいかも。
土台側接点の底上げ。
頭の厚みが薄い特殊ネジ。TRUSCO製は高いので大里製をお勧めします。
・ホームセンターでのカット代 \302
合板とMDF板9㎜。
材料費合計28986円。
工具等
全部は無くても大丈夫。たぶん。
穴あけ能力木工20㎜以上、チャック径10㎜以上。
・プラスビット P2
鉄工用でもいいけど木工用の方が綺麗かつ楽に穴が開けられます。
角パイプ切断に使用するだけなのでカットサービス使うなら不要。
・紙やすり 120~240番ぐらい
パネルが大きくてハマらない場合の調整用。
銅板を楽に切りたいなら2000円ぐらいする大きくて切れ味のいいやつを。
・
シャコ万力、
F型クランプ辺りの固定器具 50㎜以上
・
両面テープ 15㎜幅と20㎜幅
材料も工具も大量アンド大量アンド大量。ネット通販で買えるものはリンク貼ってるので作る人は頑張ってカートに放り込んでください^^
ホームセンターと100均、Amazonやヨドバシの通販で揃います。
工具等も通販リンク貼ってますけど、ほとんど100均で買えます。
必須で100均に無いものだと、ドリルドライバー、20㎜ドリル、圧着ペンチぐらい。
のこぎりは100均にもあるけど、最低800円ぐらいの買った方が良いです。
以下作業工程。
アルミ角パイプを1780㎜2本と840㎜4本にカット。
カットした角パイプを取り付けるため、合板①にM8ボルトを通す9㎜の穴、合板②にM8ボルトの頭を収める20㎜の穴を開けます。
1780㎜の角パイプは4点で固定。840㎜の方は2点で固定。画像では3点あいてますけど真ん中は使いませんでした。
穴の位置は、後述のパネル底上げ用の木材を置く位置と被らないようにだけ気を付ければ適当な位置でOK。私は1pと2pそれぞれの端から80㎜の位置で開けました。
角パイプの幅が25㎜なので中心位置は外側から12.5㎜ですが、それで20㎜の穴を開けると外側が2.5㎜しか残らない(割れる)ので少し内側に寄せています。
土台にあけた穴に合わせて角パイプに10㎜の穴を開けます。
角パイプを土台に仮置きしてクランプで固定、8.5㎜ぐらいのドリルビットで手でグリグリして傷をつけると位置合わせが楽です。
横にあいてる穴は角パイプの中にナットを入れて押さえる為の穴です。
10㎜穴を横に二つ作って間をニッパーで切断。残りは鉄工やすりでゴリゴリ。
こんな感じで取り付けられます。
基盤のケーブルを外に出すための穴も忘れずに。
中にパネル用のMDF板が収まるよう仮置きし、合板①に角パイプを固定。
仮置きしたMDF板に合わせて、銀パネ底上げ用の木材をボンドで取り付け。中心は後で。
ボンドが乾いたらパネルの土台取り付け。
端から90㎜,90㎜の位置で5㎜の穴を合板①ごと開け、皿ビスの頭が入るように面取り。
合板①の穴に鬼目ナットのつば部分が入るように面取りをし、鬼目ナット取り付け。
皿ビスM4*20で固定。
中心部以外の銀パネ取り付け。
先ほどと同じような流れでMDFと底上げ木材をまとめて穴開け→鬼目ナット取り付け。
位置は端から15㎜,15㎜。銀パネはトラス頭で固定するので面取り不要です。
パネル周りを作ります。仕様は
前回の試作のままです。
アルミ板を2辺55㎜の2等辺三角形にカッターで切り出し、5㎜の穴を2か所開ける。1パネルにつき4枚×8で計32枚。
パネル用の9㎜MDF板を端から50㎜で45度でカット。
どれがどの場所か忘れないように番号振っておく。
PPシートもパネルに合わせて切っておき、どのパネルと合わせたやつか分かるように養生テープを貼り付けて番号振り分け。向きも分かるように。
切り出したMDF板に合わせて6㎜のMDF板も50㎜三角に切ってボンドで貼り合わせ。6㎜MDF板の方がはみ出ている場合はやすりなりのこぎりで削り落とします。
先ほどのアルミ板の穴の位置に合わせて5㎜の穴開け→面取り→鬼目ナット取り付け。
こちらも、どのアルミ板をどの木材に合わせたかわかるようにしておいた方が良いです。
手作業でやる以上誤差はほぼ確実に出ます。ボール盤ほしい。
パネル土台の方のMDFにボンドで取り付け。
ここから接点部周りの為の地獄の切り出し作業です。
3㎜厚ゴムシート→20㎜角を128枚
0.5㎜厚銅板→20㎜角を128枚&10㎜*20㎜を16枚
0.4㎜厚銅板→200㎜*20㎜を32枚
スポンジテープ→30㎜を64個
銅板がとにかく粘っこくて切りづらい。
カッターで力を入れ過ぎないようにして何度も切り込みを入れ、適当な角材を当てながら曲げる→戻すを繰り返して折ります。体感アルミ板の3倍以上時間掛かる。
20㎜角への切り出しは128個。
流石に時間掛かるししんどいので20㎜幅で長いものを切り出して、残りはニッパーでやりました。
ニッパーで切れるまではいかないけど、画像のように大きく切り込みを入れれるので、あとは何度か曲げるだけ。
金切りハサミとかでやると一発で切れるけど銅板が曲がってしまうので、多分これが一番早いと思います。
そうして切り出した銅板やらゴムシートの貼り付け。
パネル側はG17で止めてそれぞれを銅テープで接続。
土台側は両面テープでゴムシートを端から30㎜の位置で貼る→上に20㎜角銅板を貼る。
ゴムシート同士の感覚は大体50~60㎜ぐらいだったと思います。適当。
土台中心よりやや下の位置に10㎜*20㎜銅板を2枚貼る。これは導線をはんだ付けして基盤へ行く用。
銅テープで配線し平型110端子とギボシ端子用カバーを取り付けた導線をはんだ付け。はんだが乗りにくい場合はフラックスを塗ってやるといいです。
周りにスポンジテープを貼る。で完成。
線の出す方向は後述の配線を見てもらえば分かりますが向きがバラバラなので注意。
PPシートの残りで銀パネ底上げ用の板の切り出し。
30㎜より少し小さめにして128枚、その内5㎜の穴あきの物が40枚。
穴開けは切り出す前にやった方がいいです(1敗)
画像では別のPPシート(1.4㎜厚)使ってますけどパネル切り出した端材で十分足ります。
切り出したら底上げ木材に貼り付け。穴開いてるやつはとりあえず乗せただけ。
USB基盤の取り付け。
基盤は外付けする予定でしたが、合板をちょっと掘ったら収まりそうなので内蔵することに。
枠をカッターで掘ってノミでゴリゴリ。適当に2か所鬼目ナットを付けて穴開けたPPシートをビスで挟んで固定。
出来上がったパネルの土台を戻し、配線。
テスト踏みしてたら銀パネ部のMDF板が結構曲がったので、補強に底上げの木材を追加しています。
線を通す場所の確保を忘れてたので、角パイプ取り付け時に開けた穴を通してます。
ここまで来ればあとは装飾だけです。(7ヵ月経過)
銀パネルの装飾。
ラッピングフィルムを300㎜角で切って貼り付け。
裏側まで折り返したかったけど長さが足りないのでマスキングテープで固定。
元々の状態だと粘着力が弱く端の部分が浮いてきたので、スプレー糊を使いました。
が、コスパ最悪だったので、木工用ボンド等を水で薄めて使った方が良いと思います。
ネジ穴の部分は上から5㎜の丸軸ドリルビットの背の部分でグリグリすれば綺麗に切り取れます。
最後にパネル画像の貼り付け。
PPシートに両面テープ→パネル画像に貼り付け→PPシートに合わせてカッターでカット→MDF板に両面テープ→貼り合わせ
の順でやったけど、位置を合わせるのが大変でした。PPシート先に切らない方が良かったやつ。
PPシートが0.5㎜でもはみ出しているとうまくはまらないので、はみ出た部分はかんなで削りました。
パネル表面の両面テープはテープ同士が重なった箇所だけ結構目立っていたので、手間でも切り貼りして重ならないように合わせた方がいいです。
そしてパネルを取り付けて完成!!!
チカレタ・・・(小声)
せっかく完成したけどもう遊ぶ気力無いのでテストプレイ時の動画貼っておきます。
ほぼ木材なので音は全然本格的じゃないけど、見た目はかなり本家っぽくてテンション上がる✌(’ω’✌ )三✌(’ω’)✌三( ✌’ω’)✌
反応も悪くないけど少しパネルが固く感じたので、スポンジテープはもっと短くするか細いものを使ってもいいかも知れない。
銀パネルと矢印パネルの段差はノギスで測って1.4㎜。今回の設計ではほぼ限界までフラットに近付けた仕様です。
もしこれ以上にパネルを上げたい場合、このままだと押さえ金具が飛び出るので、金具の端を折りこんで引っ掛からないようにする必要があります。
パネル試作のときに気になってたパネル押さえの金具引っ掛かりそう問題ですが、金具をしっかりと銀パネの方にくっつけていれば靴下ですりすりしても大丈夫でした。
とはいえ何かの拍子に角が飛び出てくる可能性もあるので靴プレイ推奨です。
それと、寸法に余裕を出し過ぎて外側に全体的に1㎜程度の隙間が出来てしまいました。
こっち側の金具は普通に引っ掛かって危険が危ないのでまた改良予定。
とりあえずは完成させる事が出来たのでようやく一段落着いたという感じです。
何度もモチベ消失してダラダラやってたとは言え、設計から完成まで8か月ぐらい掛かっていたという。銅板アルミ板の切り出し作業と配線の銅テープ貼りしんどすぎ_(´ཀ`」 ∠)_
とはいえ、スイッチ周りを自作したおかげで30000円(1p分なら15000円)を切る費用で作れたわけですからね。
本家同様ケーブルスイッチ(呼称あってる?)を使うと安いのでも1本1000円とかするので。
1パネルに4つ使うのでそれだけでこのアケコン作れる金額になります。
1p分の材料費ならDXコン1.5個分のお値段、工具も必要最低限なら1万円程度あれば十分揃えられるので、やる気ある人は是非製作にチャレンジしてみてください。
このクッソ長い記事見てやる人がいるのかは知らんけど。
ちなみに私は、今後もDIYで使うだろうということで卓上丸ノコやジグソー、その他細かい工具色々揃えてたらいつのまにか10万円ぐらい飛んでました\(^o^)/
給付金おかわりください(切実)