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歩狐

ツクールとか自動マリオとか音ゲーとか

本格的なDDRアケコンへ向けて

大体の仕様も決まったのでパネル部及び接点周りを試作してみたお話。

材料等
詳細は完成時の記事に書きます
・MDF板
 278㎜角9㎜厚 2枚
 10㎜角6㎜厚 1枚
・PPシート1㎜厚 1枚
・アルミ板0.5㎜厚 
・銅板0.5㎜厚
・両面導電性銅テープ10㎜幅
・ゴムシート3㎜厚
・スポンジテープ15㎜幅5㎜厚
・小ねじM4×12㎜
・鬼目ナットM4×10㎜
・二芯平行リード線 AWG20
・平型端子110オス

鬼目ナットの存在を最近知ったんですけど超便利っすね。前のアケコン製作の時に知っておきたかった。


9㎜厚MDF板の角を50㎜幅で45度にカット。

カットした材に合わせて6㎜MDF板を切って貼り合わせ。
5㎜の下穴を二か所空けて鬼目ナットを取り付けます。
これがパネルを上から押さえる金具を止める部分になります。

それをもう一枚のMDF板の四隅に取り付け。
とりあえずG17で固定したけど外れるようなら木ネジ使います。
4か所空いてる穴は土台への固定用。土台から接点部を丸ごと外せる仕様にしたけど役に立つかはわからない。

パネル押さえの金具。
アルミ板を55㎜で切って、先ほど鬼目ナットを取り付けた材に合わせて5㎜の穴を空けます。
切断はカッターで何度か切り込みを入れて溝が深くなってきたら適当な角材を当てながら折る。
角が尖ってて引っかかりそう。また今度切ります。

ちなみに前の試作品。
ダイソーに売ってた工作用木材(30×30×15㎜で12個入り)を斜めに切ってアルミ板は90度折り曲げて覆うようになってました。
材が小さすぎて鬼目ナットが1つしか埋め込めなかったのと、パネルとの噛み合わせ調整が難しかった&加工面倒くさ過ぎで没。

パネルに合わせてPPシートをカットして養生テープで仮止め。
ガワの方はこれで終わり。
接点部作っていきます。

ゴムシートを20㎜角に切った物を16個作って土台に貼り付け。接点部のかさ上げ&衝撃吸収用。

銅板カット。
パネル側に20×200㎜を4枚、土台側に20×30㎜を16枚
銅板マジ粘っこくて切りにくい…。カッターでやるとアルミ板の3倍ぐらい時間かかるし刃が痛みまくり。
16枚の方は諦めて金切り鋏で切ったけど曲がりまくって直すの大変でした。

パネルの裏側にG17で銅板を貼り、それぞれを銅テープで繋げます。

導線を適当に切って被覆を向いて二つに平型端子オスをつける。
それを銅板8枚とはんだ付けで繋げます。
これを2つ作り、裏返してゴムシートに交互に貼り付けて接点にしま
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!)

結構すぐ取れるんだね♂
よく考えたらこの設計、はんだが取れてしまった時に銅板剥がして、はんだ付けしてまた貼り直しという糞面倒くさい事をしなくてはいけない。
なので諦めて銅テープでの配線にします。
後から知ったんですが、はんだが乗りにくいときはフラックスって言うものを塗るといいらしいです。

20㎜角に切りなおしてゴムシートの上につける。
中心に貼っている銅板2枚は基盤側へ繋ぐための線をはんだ付けする場所です。
銅テープ上にもはんだは乗るらしいけど耐久性を考えて念の為。


銅テープで配線。

2つの接点を8箇所に分けてを交互に計16箇所配置、パネルを踏んでパネル側の銅板がどこか2つに接触すれば導通する仕組みです。

中心の銅板に導線をはんだ付け、もう片側に平型端子オスを圧着して基盤へ。
スポンジテープを長さ30㎜で切って外周りに貼る。
導線ははんだ付け部分と他適当な位置をグルーガンで固定してます。

パネルを乗せて金具をネジで止めて完成!

金具を止めるのに使っているネジは大里から出ている超極低頭(チョウゴクテイトウ)という物。
同サイズのトラスネジの頭が2.5㎜あるのに対してこちらは0.9㎜と半分以下の厚みです。
ここまで低いとプレイ中に足が引っかかることは殆ど無いと思います。
TRUSCOにも同様のネジがありましたが大里製の倍以上の値段がしました( ´_ゝ`)


パネル仕様まとめ
・パネル厚み10㎜
・踏み込み深さ1㎜
・土台底からパネル上までの厚み24㎜、押さえ金具込みで24.5㎜
・銀パネ部とパネルの段差は1㎜(銀パネルの高さは25㎜予定)

使用感の方ですが、
感度はパネル端に足を軽く乗せるだけでも反応するけど、手で軽く叩いた程度では反応しない程度。
パネルを踏んで沈んでいる感覚はほぼなし。
押さえ金具薄すぎ。引っかけたら曲がりそう。

曲がりそうなのは、銀パネ部との段差を極力無くしてフラットにしたかったので、そっちを優先するなら仕方ないかなと。
とりあえず尖っている角はカットして断面全体に丁寧にやすりがけして様子見。
駄目ならよりヤング率の大きい金属に変えます。
本家ぐらいの段差設計にするなら土台の板を9㎜→7㎜にすればアルミ板を2.5㎜厚に出来るので大丈夫そう。
ついでに厚みが2.5㎜あるなら、M4の小頭タイプの皿ネジ(厚み1.4㎜)が使えるのでネジ頭が完全に埋められます。
ただ、7㎜のMDF板をホームセンターでは見たことが無い。規格上はあるみたいだけど。

これより前にあった接点案
・細長く切った銅板を並列に置く
接点を交互に分けて配置するのではなく、土台の4辺に外側と内側で平行に配置。それを銅テープで繋ぐ。
16個の接点を切り出して接続するよりもかなり楽だけど、接点を外と内に平行に置くということで、パネルを踏んで2点が接触した後に、さらに体重がかかってパネルがたわむと外側の接触が解除される可能性がある。多重反応やFAが切れたりでプレイに支障が出そうなので没。
・接点をなべ頭ネジやボルトに
土台に鬼目ナットを埋め込み、ボルト等をねじ込み、それぞれをR型端子等で接続する。
これに近い方法(木ネジ)を取っている方のブログを見ましたが、接触する面積が少ないせいでパネル側へのダメージが大きかった模様。
大きめのボルトにすれば面積は増えるけど、厚みが増すしコストも跳ね上がる、で没。
間に噛ますワッシャーの枚数で接点の高さを変えれる利点はあるんですけどね。

それで上記の問題をなんとかしようとして、接触面積を大きく出来る&衝撃吸収出来る&超低コストの今回の方式に至る。
ちなみに接点部の費用ざっくり計算したら1パネル辺り380円ぐらい。
既製品使うと安い圧力センサーでも1パネル分で約2000円、8パネル分で16000円です。たかい。

接点部の構造は考えたらもっと良い方法があるような気がしないでもないけど、もう8パネル分の銅板切っちゃったので今回はこれでいきます。

この記事書いているときにアリババでこんなの見つけました。ちょっとだけ気になる。
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