DIY(その他) 2023/03/21 築50年超の一軒家をセルフリノベーションした話 その2 前回に続いて2部屋目。 今回リホームする2階の畳部屋です。 前回やった部屋と違い壁は板張りにクロスですが、一部が土壁(砂壁?)になっていて床脇にあるような据え付けの棚があります。 ぶっちゃけ中途半端で使いづらいので、上のでかいガラス戸の部分だけ残して解体し床にします。 土壁は前回と同じく繊維壁砂壁押さえを散布してクロスを貼ります。 写真1枚目の左から右に向かってかなり床が沈んでいて、油断しているとふらついてこけるレベルなのでそれも直していきます。 とりあえずござと畳を剥がしてみる。 前回フローリングを剥がした時荒板同士隙間だらけとか言っていましたが、今回の部屋は更に隙間だらけでした。 ここで早速問題発生。 この部屋をリノベする前に畳寄せからノギスを突っ込んで荒板までの距離を測り、60㎜以上あったので 根太45㎜+合板12㎜+フロアタイル2.5㎜=59.5㎜ でほぼ面に合わせられると思っていたのですが… はい。場所によって深さが違いました。 しかもよりにもよって押し入れの敷居部分が浅くてはみ出るという。 他の壁の面なら適当に見切り材でもつけてごまかせますが、ここがはみ出るとふすまが取り外せなくなります。 もう根太用の45㎜材を買ってしまっているので、かなり面倒ですが荒板を剥がして深さを確保することにします。 とりあえず据え付けの棚の解体から。 天板に丸ノコをぶち込んでバールでごりごり。 どういう順番で組み立てられたのかを考えてそこから逆の手順で解体、というのを意識するようになって前回よりかなりスムーズに出来ました。 続いて荒板剥がし。 板は全部釘で止まっていて外すのがかなり面倒。 釘の抜き方ですが、 こういう感じで釘に対してバールを斜めに当て、バールをハンマーで斜めからどついて釘頭に噛ませて抜きます。 今やっている2階の部屋は他に材料置きや加工場に出来る程の場所が無いので板は一気に剥がさず、一部剥がす→根太を置いていくの手順でやります。 今回は根太の上に直接根太を重ねるやり方で、部屋端の箇所は胴差と畳寄せの間に根太をぶち込む必要があります。 根太が隙間に入るようにスライド丸ノコで加工。 この根太を重ねるやり方の場合、根太同士を交差させる形にした方が強度が出ていいらしいので交差で置いていきます。 水平をしっかり調整しながら、荒板を剥がす→根太を設置で交互に進めていきます。 踏み外したら死ゾ。 問題の敷居の箇所まで来たので12㎜合板とフロアタイルを置いてみる。 ギリギリセーフ。 計算してみたら部屋の傾きが0.42度ぐらいありました。そら気分悪くなるしこけるわなと。 前回、合板の短辺同士が合わさる部分の強度が怪しかったので補強を入れました。 こうなる箇所のこと。 棚を解体した場所に畳寄せを作り、残りの根太を取り付け。 ここは下に元々の根太が無い&303㎜ピッチだと間柱に干渉するので間隔を縮めました。 次は断熱材のはめこみですが、前回断熱材をはめてから合板を切って合わせに行ってたら、断熱材を踏み抜くわ合板の角ぶつけて傷つけるわで大変だったので先に合板を切ってサイズを合わせておきます。 断熱材をはめて、隙間に気密防水テープを貼り、透湿防水シートを敷き、合板を貼る。 作業場所が(ryで一気に出来ないので半分ずつに分けて交互に作業。 先に合板を切っておいたおかげで楽に出来ました。 断熱材のカット、埋め込みのコツも掴んできたので気密防水テープはケチりました。 ばらした棚の柱の切り欠きに埋め木。 塗りたての時は柱の色と結構違いましたが、数日したら馴染んで同じぐらいの色合いになりました。 塗装むずかしい。 スキームV(下地パテ)で埋め。 壁に繊維壁押さえを散布してクロス貼り。 状態が良くて前回よりしっかり貼りついてくれたのでボンドコーキングはやっていません。 ガス管が飛び出ている箇所はクロスを縦に切って、切れ目にボンドコーキングを打ってごまかしました。 ついでに古いコンセントも交換。 フロアタイルを貼って完成! ビブォーアフター。 棚があった場所はDDRアケコンベッドをぶち込みました。部屋が広く使えてよき。 ここの幅が1730㎜で天板(アケコン)が収まらなかったので適当に作ったすのこに替えました。 試作アケコン君は卓球台になって第三の人生を送っています。 ちなみにこの幅1730㎜は身長169㎝の私が枕込みでギリギリ体を伸ばして寝られるぐらいです。 使用工具、道具など ・インパクトドライバー&+2ビット ・ドリルドライバー&下穴錐3㎜、面取りビット ・レシプロソー ・丸ノコ125㎜ ・卓上スライド丸ノコ190㎜ ・鋸 ・ネイルハンマー ・バール150㎜と900㎜ ・F型クランプやクイックバークランプ ・鋸やすり ・コンベックス ・差し金 ・水平器450㎜ ・墨つぼ ・定規300㎜と1m ・左官コテとスコップ ・地ベラ ・撫でバケ ・カッター ・脚立2尺、4尺 材料費など ・針葉樹合板 3×6尺 12㎜厚 \2398×14=\33572 ・赤松野縁 35角 2985㎜ \580×3=\1740 ・米松垂木 45角 3m \877×24=\21048 ・赤松胴縁 16×30 1985㎜ \316×2=\632 ・カネライトフォーム 3×6尺 30㎜厚 \1485×12=\17820 ・透湿防水シート 1m×50m \3828 ・気密防水テープ \492×3 \1476 ・リフォーム用クロス 910mm×50m \8778 ・カットテープ \657 ・オメガピン30㎜ \437×5=2185 ・スキームV120 7㎏ ×4 \2728×4=\10912 ・アサヒペン強力タイプ壁紙用のり 1600g \1082×5=\5410 ・アサヒペン繊維壁砂壁押さえ 4L 2925×2=\5850 ・セメダイン室内壁補修用パテ 1kg \652 ・ジョイントコーク白 \437 ・木目調フロアタイル 15畳分 \31240 大体15万+ビスなどの小物代。 床に断熱材足したり、土壁へのクロス貼り&壁の補修で結構かかりました。 木材が全体的に高騰してたのも痛いですね。合板とか一昨年の2倍以上になってますし。 部屋そのものの作業自体はのんびりでやって1部屋2,3週間ってところですが、廃材を可燃ごみで捨てられるものはなるべくそっちで捨てたくて、木材は300m角程度まで細かく切り、釘も全部引っこ抜きと解体が中々大変でした。45ℓ袋で20袋ぐらい。 部屋自体の改修は終わりですが、前回リフォーーした部屋の横に無駄に長い廊下があって持て余しているので、次はそこに壁を建てて部屋を拡張します。 その3へ続く。 PR